投稿日:2006-07-14 Fri
ここ数年、7月の声を聞くと、もう夏のバーゲンセールがはじまる。消費者も、せき立てられる商法に慣れてくる。フェアトレードは、「安けりゃ良い」、「早く売り切る」だけの商法ではない。しかし、生産者への持続的な発注が不可欠で、在庫を減らし、次の注文につなげることが、生産者の生活を支えることになる。そこで、各NGOの団体では、サマーセールでひとつでも多くの商品を、消費者に届け、在庫を減らす取り組みとして、小売店用に、セール商品の紹介をしている。
「全商品の注文」と言いたいところだが、在庫が在庫を生んではいけない。全国展開なので、「これをもう少し注文しよう」と、思う頃は完売しているなど失敗も多い。
店頭を中心に、セール商品の一部を店内に紹介する。

昨日、「セールしているんですか。家内から見てきて言われまして・・・」と、40代前後のやさしそうな男性が、店頭の赤札商品を見て聞かれる。在庫商品との関係で、アチャでも、2~3年後は独自に考えるべきかなーと思うこの頃。
もう一言ですが・・・、昨日胸が熱くなった出会いをご紹介します。
閉店時に、コットン手編み・ショート丈カーディガン(ネパール産)を、天六にお住まいの女性が買われる。
○○製品のデザイナーをお仕事にされている女性で、生成で手編みの暖かさが良いと。カードで支払いがきかず、お金を引き出しに走ってくださる

カードが使えないにも関わらず、引き出までして戻って下さるお客様のご厚意、かつ宣伝まで引き受けて・・・。近くの商店街では、びっくりするような安値のバーゲンセールで遅くまで賑わっている・・・。などを思い出し、帰りの電車では目頭が熱くなる。
「期待されるお客さんを裏切ってはいけない!、絶対、絶対、店は潰されないぞ!」と、強く強く心に言い聞かす帰り道となる。
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